Concept|概要
古くから白い生き物(白狐・白蛇)などは、その希少性や見た目の美しさから、神の使いや吉凶の前ぶれなどとして畏れられてきました。アルビノも例外ではなく、古くから信仰の対象として地元の人たちに大切にされてきた例があります。遊びの社研究所(Asobinoyashiro labo)では、白いダンゴムシやアルビノグッピーを飼育しながら日々研究を行なっています。
Seven changes|七変化
アルビノグッピーは、他のグッピーと比較し体に濃い色の色素をもたない為、保護色が環境により大きく変化します。水槽に黒いバックスクリーンを貼り、濃い目の色の底砂利を設置すると、下記で紹介している画像のような美しいメタリックブルーの尾鰭へと変化します。逆に白いバックスクリーンを設置し、底砂利を明るめに換えると、美しい純白の尾鰭へと変化します。赤が強めの照明(ライト)を当てると、やや赤みがかった白い体へと変化します。同じアルビノグッピーでも水槽のセッティングを替えるだけで、まるで別のグッピーを飼育しているかの様な楽しみ方ができるのがとても魅力的な個体です。
Breeding difficulty|飼育難易度
遊びの社にて繁殖させている個体は、標準のグッピー同様の飼育方法で行っております。決して最高峰の設備ではなく、【40cmキューブ水槽・テトラLED照明・エーハイム2213外部濾過装置・GEXヒーター・ADAソイル・水草少々】と至ってシンプルな設備です。アルビノ個体だから弱いということは無く、むしろ以前飼育していたドイツイエロータキシードよりはるかに丈夫に育っています。生まれてきた子供が成魚になるまでの死亡率も現在3%未満であり、かなり良好な結果と言えるでしょう。なので飼育難易度は簡単で初心者でも飼育は可能です。
Albino guppy|アルビノグッピー(雄)
●アルビノ個体ならではの透けるボディが美しく、繊細な骨の一つ一つを見る事ができ、まるで動く【透明骨格標本】の様である。こちらの個体はご存知の通りオスの個体ですが、小ぶりな体に大きな煌々と輝くメタリックブルーの尾鰭が特徴となっております。色素を持たないはずの透けるボディのアルビノ個体でありながら、頭部はイエロー・尾鰭はメタリックブリーの色がのり、なんとも不思議な個体です。
Albino guppy|アルビノグッピー(雌)
●こちらはアルビノグッピーのメス個体。通常グッピーのメスはオスと比較すると地味な色合いになってしまうのですが、アルビノグッピーのメスは、オス同様に頭部はイエロー・尾鰭はメタリックブルーであり、体が大きく尾鰭が小さい以外はオスと変わらない美しい個体であるのが特徴です。アルビノグッピーのメスは、透明ボディの為、お腹の赤ちゃんが見えやすいので、すぐに産卵箱に移動する事ができるので食べられる心配もなく、初心者の方のグッピー繁殖には向いているというメリットもあります。
Breeding|繁殖
●アルビノグッピーのメスの個体のお腹から、赤ちゃんがポンッと飛び出す貴重なシーンを、遊びの社メンバーが動画にて撮影致しました。
BLOG|遊びの社研究所
「ダンゴムシだけど、世界一オシャレなサイトでもいいじゃない。」をテーマにサイトを制作しています。