スズキ自動車販売グループ【定時総会】
日本が直面する重要な経済・産業・労働問題等に対して政策提言や意見交換をした。
次期中期事業方針 ①中期事業方針の成果・課題の総括と新たな中期事業方針の検討等 現在、我が国は、30年に亘るデフレ経済からの完全脱却を目指し、様々な社会課題の解決を成長のエンジンに、官民一丸で成長と分配の好循環の実現に取り組んでいる。
全国を上回るペースで人口減少が進む当地域においても、こうした国の取り組みと連動して、地域の繁栄と雇用の源である地域企業の競争力の維持・強化に資するDX・GX の推進、人口減少・高齢化により生じる様々な社会課題の解決や若者や女性に魅力ある地域づくりに取り組み、持続可能な社会経済を構築していかなければならない。
連合会では、2022~2024年度の3年間を“新しい未来に向け地域の変革と成長を確かなものにする期間”と位置づけた中期事業 方針のもと、事業の柱を「①DX・GXの推進による地域産業の振興」「②ICTと地域資源の活用による魅力ある地域づくりの推進」 「③新たな時代を担う人材の育成・確保」の 3つに設定し取り組んでおり、地域や産業の枠を超えた産学官連携によるGXの推進をはじめとして、徐々にその成果が出つつある。
本年はその最終年度であり、着実な成果の実現に繋がる取り組みを展開していく。
第1の柱、地域産業の振興については、地域企業とりわけ中小企業へのデジタル実装 やスタートアップ・イノベーションの創出に地域内の産学官が連携して取り組むとともに、GX推進戦略に基づく国の政策動向も踏まえつつ、「中国地域カーボンニュートラル推進協議会」を中心に、地域産業のGX推進支援を更に進めていく。
また、観光産業については、来年の大阪・関西万博も見据え、広域周遊観光・インバウンド誘客の取り組みを加速していく。
第2の柱、魅力ある地域づくりについては、ICTを活用した社会課題の解決と一次産業の活性化による地域の稼ぐ力の強化に引き続き取り組むとともに、災害対応力の強化という視点も含め、地域の産業や生活の基盤となる社会インフラの整備促進を強力に進めていく。
第3の柱、人材の育成・確保については、引き続き、高度ICT人材や若者、女性、外国人など多様な人材の活躍促進に取り組むとともに、若者や女性が働きやすく暮らしやすい環境整備に取り組んでいく。
日本経済がデフレ脱却という歴史的転換期を迎えようとする中、本年度は、当地域においても、新たな時代にふさわしい構造改革への道筋をつける節目の年となる。
これまでにも増して地域内産学官の連携を強め、当地域の創造と変革に取り組んでいく。
世界情勢、社会情勢が不安定だからこそ 地域の活力を引き出しいく。 会社の大中小問わず様々な企業様と交流を深め 意見を参考にしながら、社会貢献、社会活動にも取り組む必要があると発言した。
株式会社スズキ自動車販売グループ取締役統括本部長 石部 角一